risou's Lithograph

憑依系GM業の記録

2014-02-02

遊び仲間の吉村さんが TRPG の GM をやりたいといいだして、こんな企画をあげていたのでちょっと乗っかってきました。

【TRPG】ソードワールド2.0 吉村麻之GMセッション 2/1 12:00- 渋谷・道玄坂カフェ - TwiPla

TRPG となると、参加人数によっては卓の数を増やさざるを得ないもので、今回も GM 1人では足りないだろうと思い、 GM での参加に名乗りをあげてみました。

で、最終的に3卓での開催が決定し、シナリオは吉村さんが全て(3つとも)用意するという流れに。
結果、 GM として初めて、他人が用意したシナリオを回すことになりました。
詳細は以下から見れます。

TRPG - むきりょくかん。

僕が担当したのは3つ目の『魔法学校シナリオ』。
落第寸前の生徒たちが、落第を取り消してもらうために色々とやっちゃうお話です。
このシナリオが一番 TRPG 初心者が多かったかもしれません。
そして吉村さん曰く、「もっとも短いシナリオ」とのこと。
渡されたテキストを整形して印刷したら A4 用紙 15枚にもなったのだが……。
これのどこが『軽い』のか小一時間問いつめるべきでしたね。

まずはキャラメイクから。
6人のPLにはそれぞれキャラクタのイメージを作成してもらっており、うち2人は経験者ということもあって各自でキャラメイクを完了させてくれました。
他の4人には僕とキャラメイクを終えた人がサポートしながらのキャラメイクをしていただきました。
当然その6人のキャラクタでパーティを組むことになるので能力だったり性格だったりがバランスとれてるに越したことはないのですが、今回はあまりそういうことを考えずに作ってもらえたかな、と思います。
結果として、以下のようなキャラクタができました(名前とか詳細は出さず、雰囲気だけ)。

  • 人間・男・魔法使い
    • 一番魔法学校の生徒っぽいステータス
    • ちょっとハゲてるらしい
    • 話の中で入手した眼鏡をかけることになり一時的に眼鏡キャラに
  • エルフ・男・神官
    • 落ちこぼれのヤンキー(非力)
    • エルフで13歳って若すぎませんか?
    • 決めゼリフは、「おうおう、回復すんぞオラァ」。無事セッション中に使われました
  • エルフ・女・学者
    • 委員長キャラの眼鏡っ娘
    • 知力24セージ5Lvなのに落第候補(実技がダメらしい……)
    • 圧倒的なドジっ娘だった
  • 人間・男・ガンマン
    • マントしてるわ、片手だけ手袋してるわ、帽子かぶってるわ……しかしヘタレ
    • ヘタレといいつつ一番活躍してた気がする
    • 落第候補になる理由が服装以外思いつかない
  • ナイトメア・男・剣士
    • 寡黙だが行動的
    • 寡黙なのに戦闘の際には指示を飛ばしてたりして、GMが「寡黙とは……」ってなったり
    • たぶん一番常識人だった
  • ルーンフォーク・男・格闘家
    • マッチョな武闘派
    • 考えるより先に暴走しようとするので、歯止め役が必要
    • セッションの推進力

まあ、意外とバランスのとれたパーティになった気がします。
メインの技能のみ記載したので、上のデータだけ見ると「魔法学校の生徒とは……」ってなるけれど、実際には全員がソーサラー・コンジャラー・プリースト・マギテックのいずれかを習得しており、(プリーストは疑問が残らなくもないが)一応魔法学校の生徒としての体裁は保たれてました。

実際のセッション進行でも、皆がかなり良い動きをしてくれて、おかげさまでなんとかエンディングまで辿りつけました。
プレイ中に起きた印象的なことをいくつかピックアップしておきます。

そりゃあおまえら落第するわ

キャラクタによるけど、大半のメンバーが落第しそうな理由が透けて見えましたね。

  • 全然魔法を使わない(申し訳程度に最後の戦闘で一度使った)とか
  • かなりの確率でファンブルするとか
    • (逆に GM はクリティカルが多くてスイマセンでした……)

その様を見ているだけで、「そりゃしゃーないわー」って気持ちになれました。

委員長性格変わってないっすか

シナリオの都合上、唯一の女性キャラだった委員長にはある役目を背負ってもらうことになりましたが、そのあたりでちょっと偉そうな雰囲気がでてきて……?

GM 的には、ちらっと見えた裏の顔っぽいのがすごく良かったです。

ちなみにシナリオは以下のページにあります。

魔法学園ルート - むきりょくかん。

吉村さんこれ情報足りてないっすよ

何度か「あ、これ記載がない。どうしよ」というシーンがあり、そういうのは全部アドリブで好きにやらせていただきました。
TRPG のシナリオなんてどんなに詰めても、こういう事態でてくるものなので吉村さんは悪くないです。

落第候補のわりには賢いな

道中にはトラップ的なものだったり、外れルートだったりもあったわけですが、皆さんどうやら(落第候補のくせに)バカではなかったらしく、ほぼ全て回避されました。
時間の都合もあり、 GM 的にはありがたかった。

総括

他人のシナリオ回すの、やっぱり大変ですね。
でも、プレイヤーの皆さんのおかげでなんとかなって良かった。
どのキャラクタもロールプレイか戦闘で出番があったし、バランス的にも誰か一人でも欠けてたら目的達成できなかった気がします。

プレイヤーから見れば、「もっとこうしたかった」とか思惑だったり反省だったりがあると思うので、それらを『次』に活かしてもらえればと思う次第です。

ところであの地図は必要だったのか……?

2014-02-02 17:50:31.215416 JST