YAPC::Asia Tokyo 2015 振り返り
YAPC::Asia Tokyo とは
簡単にいうとフェスみたいなものだそうです。
公式サイトへのリンクでお茶を濁そう。
YAPC::Asia には何年か前から「ブログを書くまでがYAPC」という標語みたいなものがあって、この記事はそのために書いてる。
これまでの参加実績
今年で10回目、最後ということですが、僕が参加したのは2010年からの6回(毎年これのために休暇をとってる)。
数年前から「個人スポンサー」という仕組みができて、それからは毎年個人スポンサーとして参加している。2013年からだったような気がする(自信はない)ので3回だろうか。
2013年からは技術評論社のレポーターもやってて今年で3回目。
YAPC::Asia Tokyo 2015 スペシャルレポート
トークは年によって申し込んだり申し込まなかったり。採択されたのが2回、リジェクトされたけど reject conf という形で前夜祭でトークしたのが1回。
一度でいいからやってみたいと思っていたボランティアスタッフは結局0回。稼働の高くない仕事に就けなかったのが敗因。
この記事に書くこと
「ブログを書くまでがYAPC」というだけあって、YAPC運営側で感想等の記事をまとめてくれている。
YAPC::Asia Tokyo 2015 感想エントリまとめ
このリンク経由で読みに来る人もいるかもしれないので、書くことをあらかじめしぼっておこうと思う。
いろいろ考えたけど、個人的な記録みたいなものって大体の人は読んでも楽しくないと思うので、そういうのは書きません。
- 書くこと
- いくつかのトークの感想
- 会場や環境について
- イベントレポートについて
- YAPCハッカソンのこと
- 書かないこと
- いくつかのトークの感想
- 当日の記録
- YAPCが今年で終わることについて
トークの感想
見たもの全てについて書くわけではないのでご了承ください。
メリークリスマス!
とても楽しみにしてて、聞けてよかったのだけど、とてもむずかしかった。僕は「指輪物語」も「ホビットの冒険」も読んだことがなくて比喩が全くわからない。それでも Perl 6 について聞けたのは良かったし、クリスマスプレゼントは楽しみにしてます。
TBD
Ruby の話と見せかけて(?) Streem の話が聞けて予想外に嬉しかった。自分でも触ってみたいなーと思っているので近いうちに時間を確保したい。あと、話が上手いというか、引きこむのが上手くてさすがだなあ、と感心。
「Ruby の話は封印します」
↓
「代わりのネタ考えた」
↓
「でもこれだと15分しか話せない(トークは質疑応答抜きで50分)」
↓
「封印を解く」
の華麗な流れ。
ISUCONの勝ち方
ISUCON で勝ちたいというより、業務にいかせるのではという目論見で聞きに行ったけど、期待通りだった。結局限られて時間でよりよく目的を達成するためには準備が大事だと思うし、時間配分とか、チェックすべき対象とか、普段から意識して詳らかにしておくことの重要性を感じさせられた。
辛いことをやめる!から始まる業務改善とInfrastructure as Code
他人事ではない感じのテーマだったのでがっつり聞かせていただいたけど、とても良かった。まあ僕が回避したいと思ってる調整コストは回避できなさそうだったけど、実例をベースにこうやって進めていく、こうやって納得してもらう、という「他人の巻き込み方」がとても参考になる内容だったので、活かしていきたい。
会場と環境
会場
今年の会場は国際展示場ということで、ドアtoドア15分かからなかった一昨年、昨年と比べて遠い……というのが一番大きかった。朝起きれるか心配だったけどなんとかなった。その分、会場は十分に広くて動きやすかったのは、イベントレポーター的にはとても良かった。とはいってもいくつかのトークでは立ち見もでたし運営側は大変だったと思っているので会場に関して不満はないです。
ネットワーク
ネットワーク環境は今年も快適でCONBUさん本当にすごいとしかいいようがない。2日目LTのあの設営、撤収のスピードは完全に匠の技。個人的には何度か無線つながらなくなって焦ったりもしたのだけど、持ち込んだマシン側の問題だったのでそっちの方がリスク高い感じだった。
イベントレポーターの中にはレボートをネットワーク越しに別の環境で書いてる人がいて、その人曰く「たまに重くなったりつながらなくなったりしてた」とのことですが、結局ネットワーク越しでレポート執筆を完結させていたので、CONBUさんのネットワークに対する信頼感はかなり大きいです。
無限弁当
2日目は、スピーカーにスピーカー用の弁当が用意された他、ランチセッションとしてスポンサー企業の提供する弁当が一般参加者にも用意された。このランチセッションの弁当は一瞬でなくなったみたいだけど、実は他の部屋でも(おそらくランチセッションと関係なく)弁当がくばられていた。このことは参加者の多くに伝わってなかったようで、トラックEでは弁当が大量に余っていた。僕も全然知らなかったのだけど、一緒にいた人とちょっと外で食べてくるかーって話をしてたら近くにいた人に弁当余ってる情報をいただいたので食べに行った。
どれくらい余ってたかというと、1つもらいにいったら「どうぞー。1つといわず、もう1つ2ついかがですか?」って言われるくらい。結局1つ食べ終わったあと、善意(という名のもったいない精神)でもう1つもらって食べた。その次の枠聞きに行く気力がなくなるくらい満腹になった。
でも、ランチの時間が終わる頃にはスタッフが「無限弁当、あと5つです」とか矛盾したこと言ってたので在庫はほとんど抱えずに済んだんだと思う。良かった。
懇親会
国際展示場の1Fで食事をとるという貴重な経験ができた。600人ほど入ったらしいけど結構広々としていたと思う(前年と比べて)。食事も美味しかった。満腹になった後は、まったりしたり、ノベルティにサイリウムを入れたネコトーストラボさんになんでサイリウムなのか聞きに行ったりした。サイリウムを入れた理由については「だって、必要でしょ?」とのこと。
イベントレポート業
誰のトークを担当したかとかは言わないけど、1日目に担当したトークは結構大変だった。2日目に担当したのは比較的すんなり。
レポートはトークの内容、特に話者が伝えたいことによって難易度が大きく変わる。文字数の制約がある中でまとめるので、ゴールがふわっとしてたり最初から最後まで単調に続くトークはまとめづらい。このあたりは、日本語力を高めていくしかないのかなという感じ(とはいえ、僕の日本語力はこの記事を読んでの通り「お察し」である)。
技術評論社のイベントレポートは(並行して複数のトークがあるのだから当然だが)複数人で書いている。そのため、完全に更新が完了するまでは、文体が統一されていなかったり、表記ゆれが存在する。これはなるべく速い更新を目指している以上仕方のないことなので優しい目で見ていただきたいところ。
僕はなんだかんだと3回経験したが、トークを見るときの目線も変わるし、まとめるスキルも磨かれるし、PRESS 席という最前列の良い席で見れるので、楽しんでやってます。
YAPC ハッカソン
YAPC が終わった次の日に Microsoft に会場提供していただいて開催されたイベント。イベントといってもひたすらコード書いたりするだけなのだが、僕はああいう空気が好きなので参加した。
当日は Electron のトークなんかもあったりして、3日目感あって面白かった。Yappo さんが「長年(?)YAPC運営が使ってきた延長コード」なるものを持ってきていたので皆で寄せ書きしたりもした。
こう書くと「ハッカソンとは……」という感じもするけど、 Heroku で動かしてて長い間メンテナンスしていなかったプログラムをメンテしたり、いくつか機能追加したりもしたので、ちゃんとやることやったつもり。
これで終わり
「ブログを書くまでがYAPC」なのでこの記事を書きました。
YAPCは今回で最後ということなので、これで僕のYAPCも終わりです。
皆様、ありがとうございました。