レベル E のアニメを見た
見た、と書いたが、全話を見終えたわけではない。
今日で半分ちょっとくらい見たので、遠からず残りの話数も見れると思う。
レベル E については未だに単行本を所持しており、久しぶりに本棚から出してみたが、なかなかに古びてしまっていた(それはそう)。
当時あるいはそれ以降にもそれなりに様々な種類の書籍を購入してきたが、ある時から結構な割合の書籍を手放していた。
が、レベル E は自分にとっては結構上位に入る「手元に残しておきたい本」だったので、未だに所有している。
さて、アニメが放送されたのは調べたところもう10年も前のことのようだが、僕はテレビを所有しておらず、当時はアニメを見る手段が欠如していた。
インターネットでアニメを(合法的に)見る環境が整っていたかどうかは覚えていないが、もしそういった配信のルートがあったとしても、リアルタイムでは視聴していなかっただろう。
というのも、これは TV のアニメやドラマだけでなくラジオや週刊誌などもそうなのだが、週に1回固定の時間(あるいは固定の曜日)に同じことをする、という習慣が非常に苦手なのだ。
なのでアニメなどは必然的に、完結してから一気に見る、という形式になる。
レベル E のアニメの出来の良しあしについてはあまり語るつもりはないが、原作のストーリーを大きなラインでは忠実に再現してくれていて、その点は個人的には嬉しかった。
一方で、細かいところでは改変されている部分もあり、ここは好みが分かれるだろうな、という感想。
個人的には不自然な流れにならなければ寛容に受け止めたいと思っている(その方がコンテンツを楽しむのに適しているからだ)。
それとは別に、原作に忠実な部分でもそうでない部分でも、テンポについては原作ほどリズミカルではないな、という感想を抱いた。
これについては媒体の違いに依るものも少なくないのではないかと思う。とはいえ、テンポが原作の面白さの重要な構成要素の一つだったのだな、と意識させられる程度には違いを感じた。
細かいところに突っ込みを入れていくと、もっといろいろと書けることもあるかもしれないけれど、そもそも批評したいわけでもない。
漫画連載から20年以上経つ今になって、また同じコンテンツを違った媒体経由で楽しめているというのは非常に幸せなことだと思う。
近いうちに未視聴話も最後まで見たい。原作でも一番好きなのは最後の2話なのだから。